糖尿病診療のご案内
我が国において、糖尿病患者数は年々増加しています。
2012年の厚生労働省の推計では、糖尿病が強く疑われる人(HbA1c 6.5%以上)は 950万人、糖尿病の可能性が否定で きない人(HbA1c 6.0%以上)は1100万人となっています。
これに対して、定期的に糖尿病の治療を受けておられる方は、2008年の統計でわずか237万人です。
これは糖尿病の初期は、特に症状もなく、治療の必要を感じにくいことも一因と思われますが、糖尿病はゆっくりと全身の血管などにダメージを与え、様々な障害(合併症)を引き起こします。そして一旦進行した合併症を元に戻すことは今の医学では困難です。
早い段階から、適切な治療を受けることにより、合併症の進行を防ぎ、糖尿病があっても、健康に生活していただくことが、糖尿病を治療する目的です。
当院では、院内で血糖値や HbA1c(グリコヘモグロビン)・検尿の検査を行ない、10分程度で結果がわかる体制をとっています。またレントゲン・心電図の他に腹部エコーや頸動脈エコー、エルゴメーターなど合併症の検査も行なうことができます。
治療については、新しい薬も次々に発売されていますが、全ての患者さんに適している訳ではありません。
当院では、上記のような検査の結果や患者さんの状態、生活環境なども含めて、患者さんの状態を把握し、その患者さんに応じた治療を提供したいと考えています。
当院の受診は予約制となっておりますので、ご希望の方は、事前にお電話にて予約をお願いいたします。
担当医のご紹介
診療部長、医学博士
小河 一彦(コガワ カズヒコ)
- 専門分野
- 内科(糖尿病)
- 資格
- 日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本病態栄養学会評議員、九州大学医学部非常勤講師
- 略歴
- 平成 7年九州大学医学部卒、九州大学医学部第一内科
- 佐賀県立病院好生館(現佐賀県医療センター好生館)
- 福岡大学病院
- 宗像医師会病院
- 浜の町病院を経て現職
よつ葉の会のご案内
あなたも「よつ葉の会」のお仲間に!
「よつ葉の会」は、ピーエスクリニックの糖尿病患者会です。
組織としては、日本糖尿病協会九州支部の分会のひとつですが、活動内容はそれぞれの会の自主的運営に任されています。
「よつ葉の会」も会員同士の親睦を深めながらこれからゆっくり話し合い、ユニークで楽しい活動を展開していきたいと思います。
糖尿病は、薬以上に食事や運動など日常生活のコントロールが大切になりますが、家庭人・社会人として生きている以上、これがなかなか難しいところです。
もちろん家族や職場や友人知人の理解と協力も大切ですが、スランプに陥ったとき、合併症の心配が出てきたとき、お互いに励まし合いアドバイスし合える仲間がいるとどれほど嬉しいでしょうか。
またいつでも気軽にからだの心配を相談できる医師や看護師がそばにいることはほんとに心強いことです。
「よつ葉の会」に参加して、長い糖尿病マラソンを元気に走り抜くための支え合いの輪を作りませんか。
病気とうまく折り合っていくうちに「幸せのよつ葉のクローバー」が見つかるかもしれません。
活動内容
食事会、運動療法をかねたウォーキング、治療や生活についての相談会・最新治療法の勉強会など。
年会費(日本糖尿病協会年会費 + よつ葉の会運営費)
日本糖尿病協会年会費2,400円(月々200円)
日本糖尿病協会刊行の月刊誌「さかえ」がもらえます。
また、よつ葉の会運営費が別途、必要となります。食事会やウォーキングは実費負担が必要な場合があります。
入会申し込み・お問い合わせ先
- よつ葉の会受付:栗原
- 092-283-7777
予約受付
- 予約受付
- 080-1766-6191(平日15:00~17:00)
診療時間
糖尿病診察時間・休診日については下記のページをご確認ください。